デザイン思考4

デザイン思考について非常に参考になるのはTEDのティム・ブラウンの動画です。
何回かに別けて書きたいと思います。

今まではデザインに求められていたことが重要ではなく、ものをかっこよくみせることであったり、ほんの少しだけ使いやすくする。売りやすいものにするものであった。

頑張ってそれぞれに焦点を当ててきたが、それはそんな大きな影響を与えていなかった。
かつての偉大な人にデザイン思考を考えてみる。
19世紀に活躍したイザムバード・キングダム・ブルネル。
ブリストルのクリフトン吊橋、ローザハイトのテムズ・トンネルなど
素晴らしいデザインで、大変革新的なものを手がけた人である。

オックスフォード、グレート・ウェスタン鉄道においては
ターナーの”雨”、”蒸気”、”速度”において表現されている通りブルネルが乗客に体験して欲しかったことは浮かぶように田舎を駆け抜ける体験であった。

19世紀のころのお話でそのためには、それまでないほど、平坦な勾配にすることが必要でそれは渓谷にかかる長い架橋を意味しました

これはテムズ川のメインヘッドにかかる架橋ですがさらにウィルトシャーのボックストンネルなどの長いトンネルが必要でした。

しかし彼はそこで終わりにしませんでした。
最高の鉄道の旅をデザインする試みには終わりがありませんでした。

彼は乗客がロンドンで列車に乗って船でニューヨークに降りるという統合された交通を考え出したのです。
ロンドンからニューヨークまでが一つの旅としてとらえました。
彼がその壮大な旅の後半の成し遂げるために蒸気船グレートウェスタン号まで作りました。。

ブルネルはデザインの職業が生まれる100年も前にこのように活躍した人です。
しかし、彼は問題解決のためや世界を変える革新のためにデザイン思考を用いていたようです。

これは今でいうところのUX、ユーザー体験ではないでしょうか?